【相続・終活】「なんとなく不安」の正体は?親のこと、実家の老後、放置するとどうなる?

こんにちは!ごとう行政書士事務所の後藤です。

最近、当事務所にご相談いただく50代から70代の方々とお話ししていると、ある共通した「お悩み」の言葉をよく耳にします。

親も高齢になってきて、実家のこととか自分の老後のこととか、やらなきゃいけないことがありそうでなんとなく不安なんです。でも、何から手をつけていいか分からなくて…

この「なんとなく不安」という状態。実は、とても多くの方が抱えている共通の「もやもや」なのです。

毎日仕事や家事、ご自身の生活で忙しく過ごしていると、実家のことや将来の相続の手続きなどは、「まだ先のことだろう」「その時になったら考えればいいや」と、ついつい後回しにしてしまいがちです。

しかし、この「なんとなく不安」をそのままにしておくことは、実は将来のあなた自身や、あなたの大切なご家族にとって、想像以上の負担やトラブルを引き起こす原因になりかねません。

今回のコラムでは、この「なんとなく不安だな…」の正体を明らかにし、親の老後や実家の問題をそのまま放置してしまうと、具体的にどのような困ったことが起きるのかを、相続・終活のご相談をいただく行政書士の視点から少しお話ししていきます。

\ 遺言・相続・生前契約でお困りの方はまずはお気軽にご相談ください。/

目次

その相続・就活についての「もやもや」、実はみんな抱えています

やらなきゃいけないことがありそうだけど、わからない…

このようにおっしゃる相談者の方に、「具体的にどんなことが不安ですか?」と尋ねてみると、実はいろいろな心配事が重なり合っていることがわかります。たとえば、こんな「もやもや」が心の中にありませんか?

  • 「親が急に倒れたり、認知症になったら、実家のお金や家の管理はどうすればいいんだろう?」
  • 「実家には古い荷物がたくさんあるけれど、親が元気なうちに片付けておいた方がいいのかな?」
  • 「親戚に貸している土地があるけれど、口約束のままで契約書なんてない。親が亡くなったらトラブルにならないだろうか?」
  • 「『エンディングノート』や『終活』ってよく聞くけれど、面倒くさくて手をつけていない。でも、本当に必要なことだけは整理しておきたいな」
  • 「相続や遺言なんて、うちは財産も少ないし関係ないと思っているけれど、本当に何もしなくて大丈夫?」
行政書士 後藤

一つでも「あ、それ気になっていた」と思い当たる節はありませんか?

これらの不安は、決してあなただけのものではありません。多くの方が、親の高齢化やご自身の年齢の節目を迎えたときに、同じような不安を感じています。

しかし、なぜ多くの方がこの不安を解消できずに「もやもや」したまま抱え込んでしまうのでしょうか。

それは、「問題がまだ起きていない(顕在化していない)から」、そして「法律や手続きのことが難しくて、どこから手をつけていいか分からないから」です。

親御さんが元気なうちは、「介護」や「相続」といった言葉はどこか他人事のように感じられます。「縁起でもないから」と、親御さんご本人とお金や将来の話をすることをためらってしまう方も多いでしょう。

しかし、「問題が起きてから」では遅いのが、老後の手続きや相続の怖いところだと思います。

後回しにすると起こる「3つの困ったこと」

では、この「なんとなく不安」な状態を放置し、何も対策をしないまま時間が過ぎていくと、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。実際によくご相談を受けるケースをもとに、よくある「3つの困ったこと」をご紹介します。

親の判断能力が落ちてからの手続きの難しさ(口座凍結など)

テレビや雑誌などの特集で知っている方も増えてきましたが、まだまだ皆様に驚かれるポイントがこちらです。

  • 「親が認知症になって施設に入ることになったから、親の預金をおろして入居費用に充てよう」
  • 「実家は誰も住まなくなるから、売却して介護費用にしよう」

多くの方がこのように考えますが、実は、親御さんが認知症などで「判断能力がない」とみなされると、銀行口座は凍結され、不動産の売却も容易にできなくなってしまいます

過去のコラムでも解説しましたが、相続発生時の口座凍結と同様に、生前であっても本人の意思確認ができない状態での財産処分は非常に厳しく制限されます。たとえ実の子どもであっても、「親の口座から勝手にお金を引き出す」「親名義の家を勝手に売る」ことは原則できないのです。

こうなってしまうと、家庭裁判所に申し立てをして「成年後見人」を選任してもらうという、非常に時間と手間がかかる手続きを経なければ、親の財産を動かすことができなくなります。

親のためにお金を使いたいのに、親のお金が使えない」という状態に陥るご家族が多いのです。

誰も住まなくなった実家の維持費や処分の問題

親御さんが施設に入居したり、お亡くなりになったりして、実家が「空き家」になった場合の問題です。

「実家は古くて誰も住まないから、そのままでいいや」と放置してしまうと、固定資産税はずっとかかり続けます。さらに、近年では「空家等対策の推進に関する特別措置法」が改正され、管理が行き届いていない「特定空家等」や「管理不全空家等」に指定されると、固定資産税の優遇措置が解除され、税金がこれまでの数倍に跳ね上がるリスクもあります。

また、いざ売却しようと思っても、実家の中に残された大量の荷物(遺品)の整理には、数十万円から時には百万円以上の費用と、膨大な時間と労力がかかることも。

「親が元気なうちに、少しずつでも土地や建物のことについてきちんと話しておけばよかった」と後悔されるご遺族は非常に多い印象です。

いざという時の兄弟・親族間の意見の食い違い

過去のコラムでも触れたように、「実家という分けにくい財産」しかない場合、誰が家を継ぐのか、現金をどう分けるのかで意見が分かれてしまいやすいんでうs。

たとえば、「親と同居してずっと介護をしてきた長男」と、「遠方に住んでいてたまにしか顔を出さなかった次男」がいるとします。いざ相続となったとき、法律上の「法定相続分」は平等です。しかし、長男としては「自分は介護で苦労したのだから、多くもらって当然だ」と考え、次男は「法律通り半分もらう権利がある」と主張した場合、話し合いは平行線をたどり、かつて仲の良かった兄弟の間に傷が入ってしまうことも。

また、親戚に土地を貸しているようなケースでは、契約書がない「口約束」のままだと、親の死後に「言った・言わない」のトラブルに発展し、解決までに何年もかかることがあります。

これらはすべて、「親が元気なうちに、どうするかを家族で話し合い、法的に有効な形(遺言書や生前契約など)で残していなかった」ことが原因で起こってしまいます。

まずは「現状を把握する」ことから始めましょう

ここまで読んでいただいて、「なんだか不安になってきた…」と思われたかもしれません。

しかし、私がこれらのリスクをお伝えするのは、「今から準備を始めれば、これらのトラブルはある程度防ぐことができる」ということを知っていただきたいからです。

「なんとなく不安」なのは、「自分の親や自分自身の現状がどうなっているのか、そして次に何をすればいいのかが明確になっていないから」だと思います。先が見えないから怖いのであって、きちんと全体像を見渡せば、何をすべきかは自然と見えてきます。解決の第一歩は、「現状を把握し、整理すること」です。

具体的には、以下のようなことを整理してみましょう。

  • 大切な財産をきちんと整理できているか(預貯金の口座、不動産の場所、加入している保険など)
  • 親は将来、どこでどうやって暮らしたいと思っているのか?(自宅で最期まで過ごしたいか、施設などが良いと考えているかなど)
  • もし介護が必要になったり、判断能力が落ちたとき、誰に財産管理や手続きを頼みたいと思っているか?
  • ご自身(あなた)の財産や、将来の希望はどうなのか?

いきなり立派な遺言書を書こうとしたり、完璧なエンディングノートを完成させようとしたりする必要はありません。まずは、親御さんやご自身の頭の中にある「もやもや」を紙に書き出し、何が分かっていて、何が分かっていないのかを整理するだけで十分です。

行政書士と一緒に「もやもや」を整理しませんか?

とはいえ、「親とお金や将来の話をするのは気が引ける」「何から手をつけていいか、やっぱり一人では分からない」という方がほとんどだと思います。

家族だからこそ、感情が入ってしまって冷静に話し合えなかったり、親御さんが「まだ自分は大丈夫だ」と機嫌を損ねてしまうこともよくあります。

そんな時こそ、私たち「行政書士」という第三者の専門家を頼ってください。

ご家族だけでは感情的になってしまうようなお話も冷静にお話しできますし、「相続手続き上はこうなっていますよ」「他の方々はこうやって備えていますよ」という客観的なアドバイスをお伝えすることができます。

ごとう行政書士事務所では、皆様の「なんとなく不安」に寄り添い、難しい法律の言葉を使わずに、今抱えているお悩みの交通整理をするお手伝いをしています。

「まだ遺言書を書くかどうかも決めていない」「何に悩んでいるのか自分でもうまく説明できない」という状態でも、全く問題ありません。お話をお伺いする中で、一緒に課題を見つけ出し、あなたのご家庭に合った解決策をご提案いたします。

春の実家と老後の『もやもや整理』無料個別診断会のご案内

こうした皆様の「後回しにしてしまっている不安」を解消していただくため、特別な無料相談会を企画いたしました。

「老後とこれからの『もやもや整理』無料個別診断会」

  • 【日時】 2026年4月5日(日) 10:00〜20:00(※1組60分まで)
  • 【場所】 さざんぴあ博多 第2会議室A(福岡市博多区南本町2-3-1)
  • 【担当】 ごとう行政書士事務所 代表 後藤 遼太

この日は、難しい手続きや準備の不安を、スッキリ解決する1日にしちゃいましょう!

行政書士 後藤

考えなどがまとまっていなくてOKです!資料の準備もいりません。手ぶらでふらっと、立ち寄る感覚でお越しください!

お一人様ずつ丁寧にお話を伺うため、【先着8組様限定・完全予約制】とさせていただいております。

ご予約はお電話(070-8304-5957)、当事務所のLINE公式アカウント、下記のホームページのお問い合わせページより承っております。枠が埋まる前に、ぜひお早めにご連絡ください。

次回のコラムでは、今回少し触れた「親が施設に入るタイミングでの手続き」について、さらに詳しく深掘りしてお話しする予定です。お楽しみに!

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